【銀行取引は戦略が必要です】
- 2021.10.14
- 銀行取引
おはようございます。
M&Mパートナーズの前田です。
融資取引のある銀行取引は最低2行が鉄則です。
会社規模により3行―5行必要な場合も当たり前にあります。
私の規模でも3行からお金を借りています。
年商がいくらと思われているかは、わかりませんが、
2人で運営していますので年商1億もあるはずはありませんよね。
それでも3行からお金を借りています。
3つの銀行と取引することが銀行取引戦略上、
私にとっては当たり前のことです。
こういう話をすると最低でも銀行に通帳記帳に
月1回は行く必要が出てくるので面倒だと言われることもありますけどね。
事業はお金がなくなると倒産するんですよ。
事業をしていると、必ず大きなチャンスが巡ってきます。
そのチャンスは大きな投資が伴うことが多いでしょう。
自己資金を蓄えていれば、
その蓄えから投資できる可能性もあるでしょう。
もし蓄えがなければ借入する必要が出てきますよね。
その時に銀行が貸してくれないというリスクを考えていますか?
お金がないとチャンスを掴みにいけないんです。
銀行は支店長によって融資方針は大きく変わります。
今は積極的に貸してくれている銀行かもしれませんが
支店長が変わった途端に消極的になるなんてことは
日常茶飯事です。
財務内容が良い時ばかりということも皆無でしょう、
財務内容が芳しくない時期もあるでしょう。
しかも支店長がどのタイミングで交代するかはわかりません。
そういう予想できない状況にも対応できる体制を
構築しておかないと事業は思い通りには継続できません。
こういうことを想定して事業をしていれば、
3つの銀行を管理することが手間だ
という方が理解できない前田です。
10月なので借入関連の話をしておきますね。
<年末の資金繰りはお早めに!>
12月は資金需要の多い時期、
越年資金(冬の賞与)を銀行は追いかけます。
年末にかけて融資残高を増やしたいからです。
保証協会付きの融資の審査申込期限が
12月の中旬に設定させるのが例年の動きです。
それに合わせて銀行マンもお尻を叩かれます。
短期資金の借入(半年程度での返済)は、
業種によってはなかなか通りにくい借入ですが、
借入が容易な資金使途は
①は納税資金②は賞与資金という順序になります。
納税資金は、利益が出ていて税金を払う必要があるけど、
現金がない。もしくは現金はあるけど、
納税してしまうと運転資金の余力に不安がある。
これは銀行は喜んで対応してくれるはずです。
(儲かっている会社だからです。)
賞与資金も通常の運転資金の中で対応すると
運転資金が寂しくなるという場合に活用すると比較的、
借入しやすくなります。
銀行としては12月末に向けて融資残高を
伸ばしたいので積極的にお金を貸してくれます。
しかし、銀行員の融資審査レベルは下がっているので、
審査書類をつくるのに時間がかかります。
12月の資金調達を睨むと11月前半から
銀行に相談した方がベターでしょう。
遅くとも11月中旬には銀行に対して
アクションを起さないと12月の資金需要に
対して12月に借入できないという事態は
簡単に予測できてしまいますf^_^;)
借入=銀行という感じで話していますが、
この時期は日本政策金融公庫(以下政策公庫)
も同じ状態です。
えっ国の機関でしょう?と思われるかもしれませんが、
政策公庫も目標があります。
しかもシビアに数字を求められるそうです。
前田も政策公庫にパイプがありますので確認したら、
9月、12月、3月は比較的に審査が緩くなる
傾向があるみたいです。比較的にですよ。
要するに、数値目標がある!
審査件数が多すぎてあまり細かくは審査ができない。
年末は特に生死をかけた借入の申込が増える
傾向になるからでしょう(前田の推測です)
こんな意味も含めて今のタイミングで
セミナーやっていますので、ぜひご参加くださいませ。
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