【会社の運命を変える究極の資金繰り 書評】
- 2021.03.09
- その他
こんにちは!
M&Mパートナーズの前田和人です。
―――はじめによりーーー
起業直後のスタートアップを乗り越え
成長を続ける企業に立ちはだかる10億円の壁。
そんな岐路に立つ会社は
「拠点の拡大」「人員の増強」
「施設・設備の拡充」「販路活動の強化」
といった様々な課題に直面します。
会社の運命を握るカギは
「資金調達」であるといっても過言ではない。
東京商工会議所所属の
創業5年以下の企業を対象に行なった調査
(2014年)課題として最も多いのが
「銀行融資」「補助金」などの資金調達となっており
半数を超えている。
スタートアップ期をクリアした会社は
「黒字化してもキャッシュフローがギリギリ」
「資本金も小さい」「担保になる不動産がない」
という会社がほとんどです。
そこで顧問税理士にアドバイスされるのが
「時間は掛かっても堅実に利益を
蓄積してから次の手を考えるべき」という王道。
その結果、現状維持に甘んじてしまう。
結果的にいつまで経っても資金調達はできないまま
事業拡大や新たな挑戦を断念せざるを得なくなり
せっかくの成長のタイミングでブレーキをかけることにつながる。
―――本の内容―――
金融機関が注視しているポイントを押さえれば
資金調達への道は開けるし、事前準備と正しい手順を
踏めば、補助金や助成金も受給が可能になる。
また節税に関しても経営的なメリット・デメリットを
的確に把握することで内部留保は着実に増えていく。
ということで1。資金調達 2。補助金・助成金
3.節税について書かれている本です。
この3つの解説で最終的に目指すのは
年商10億円を突破するノウハウ本ということです。
―――前田和人の感想―――
この本を読んだ理由は、自分自身の仕事内容の確認です。
なので融資に対する考え方、銀行との付き合い方のポイント
節税の考え方がこのままでいいのかを確認のために読みました。
結論としては著者と同様の考え方でしたので、
そこは触れませんが
最終章:究極に資金繰りで年商10億円の壁を突破せよ
に書かれている。
「一流経営者は一流のパートナーに仕事を任せる」
という部分でした。
成長の鍵を握るもう一つの大切な条件は人です。
人材は会社にとって最大の経営資源だ。
ということは
永遠の真実なのです。
10億円という規模は社長一人で回せる規模ではなくなっている。
だから社長自身が動くことではなく
マネジメントに徹することが成長のスピードと
成否に大きく影響します。
共感ですね(^ ^)
仕事を任せるという課題は、経営判断以外の
全ての業務の共通します。そんな中、少しだけ
異なるのが財務といえます。
なぜなら、財務部門は高度な専門性が欠かせませんし
企業経営と密接に関わってくるからです。
しかも、財務に必要な専門性は会社の他の業務とは
少々かけ離れすぎています。
資金調達は経営者が直接担当すべき重要案件である一方
他の業務とは違って社内からのサポートは
ほとんど期待できないという決定的な弱点を持っています。
ところが経営のトップは文字通り最高責任者は
時間的にも体力的にも資金調達に専任するだけの
時間的余裕はまるでありません。
そこで必要となってくるのが外部のパートナーです。
専門家であれば、第三者として経営者に客観的な
アドバイスを行えます。そして何より重要なのは
資金調達業務に外部の専門家か加わることで
本体の事業全般に関わる経営者の時間が
しっかりと確保できるという大きなメリットがあります。
さらに共感です(^ ^)
外部の専門家を招き入れている経営者には
メリットを感じてもらえると思いますが
外部の専門家を入れること、そして専門家の人選もまた
なかなか勇気が必要なのかもしれないですね。
資金調達を考えている方は気軽にご相談くださいませ。
それでは、今日も素敵な1日をお過ごし下さい(^_−)−☆
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