【アフターコロナの融資はどうなる?】

【アフターコロナの融資はどうなる?】

史上初めての外出自粛のゴールデンウィーク!
いかがお過ごしですか?

すっかり自宅がオフィスに進化している
MMパートナーズの前田です。

こんにちは!

最近、オンラインサロンなるものを作りました。
動画視聴、レポートダウンロード、最新情報など
コツコツ地道にアップしてサロンの中身充実を図っています。


【アフターコロナの融資はどうなる?】

現在、コロナ貸付は時間はかかるものの、
よっぽどではない限り認可がおりてます。

国策としての特別融資という非常事態の対応ですので、
当然といえば当然ですね。

企業だって借りたくて借りてるわけではありませんから
そこに是非はないのですが、現状の融資内容をまとめると

・金利や保証料については金融機関にとって赤字覚悟
 また可能な限り、審査を簡便化して融資をしている

・融資期間が超長期間(概ね5年~15年)で、
 元本据置期間も1年以上可能なものが多い

・債務超過でも借入ができている。

そんな特別な状況ですが、融資の本来的な機能に照らして考えると

・赤字覚悟かつ審査を簡便化している一方で、企業の倒産も
 避けられない以上は、今後貸倒損失は大きくならざるを得ず、
 貸し手にとって大きな負担となる

・金融機関にとって融資は本来的に無尽蔵に出せるものではなく、
 金融機関自身の財務状況によって上限がある。だからこそ、
 融資は「貸して、回収して、また貸す」という流動性が
 重要であるにも関わらず、コロナ対策融資は据置期間が長く、
 融資期間も長いため、流動性は失われてしまう

ということは間違いがないのです。

そうなると
新型コロナウイルス感染症が収束した後は、銀行(金融機関)は
 お金の供給元(貸し手)としての「融資可能な資金量」自体が
 減ることで、大規模な貸し渋りが発生する

ということが想定されます。
この未来予想図は残念ながら
外れることはないでしょうf^_^;)

国として金融機関を後押しすることはできても
融資という商品の性質は変わらないのです。


◆中小企業(借り手)側の対応
──────────────────────────────

将来的に借り辛くなるなんて、随分と冷酷な話なのですが…、
未曾有の規模で、かつまだ出口が見えない危機に際して
中小企業側からの対応は
「今は借りられるだけ借りてしまってよい」
に尽きると思います。

将来借入が難しくなる、足許のキャッシュアウトも
いつまでなのか分からないのですから、
まず現預金は持てるだけもっておいていただきたいのです。

結果、本当に要らない過剰な現預金が残ったとしたら、
その時に期限前返済すればよいのですから。

改めて、新型コロナウイルス感染症対策としての
現預金は最大限お持ちいただくことで、
足許のご安心と、将来の備えとしていただきたいと思います。

正式には貸し渋りではなく、
財務内容からの判断で貸すことが不可能ということになります。

コロナの影響を受けている、現在の融資審査がおかしいのです。

借入が一段落して、手元資金に余裕が出た時点で、
コロナ貸付のことは忘れてこと借入については
通常時の感覚に戻ってくださいね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい(^_)−☆