【地銀の担当者との話】
- 2021.09.08
- 銀行取引
朝晩は少し過ごしやすい気温になってきてますね。
福岡の緊急事態宣言は延長されずにすみそうな流れですね。
こんにちはM&Mパートナーズの前田です。
融資案件が少なく、比較的暇だそうです。
複数の行員の話を聞いたわけではないですが、
総じて同様のことになっているのではないかと思われます。
暇な理由は、前述の記事にあるように
コロナ対策資金で昨年はどこの銀行も
ドタバタしていました。
コロナ対策融資の対応が落ち着き
貸せる先には積極的に貸付を行い一段落。
それから半年以上経過し、
現在はどうなっているのかというと、
資金不足で2回目のコロナ対策借入を
申込む会社もあるそうですが、
ほとんど認可にならない状況である。
据置期間を1年としているところには、
返済期間の猶予は行っているものの、
コロナ対策融資を借りた先が全て
コロナの影響を受けているか?といえば
そうでもなく、低金利、返済据え置き期間も
2年前後としているところが多く、
会社側の現預金はダブついているケースも
少なくないそうです。
現預金がダブついているということは
運転資金の需要はしばらく消極的となります。
運転資金の需要がないなら設備資金はどうか?
という話になるのですが、
コロナの収束が見えない状況で
設備投資を積極的に行う企業はほとんどなく、
融資案件そのものがない状態だということです。
このような状況下において、地方銀行の生き残りは経営統合しか道はないのか!?
以下データ・マックスの記事より抜粋
日銀のマイナス金利政策にコロナショックが加わり、九州地銀の経営は一段と厳しくなっている。自己資本比率が17位の筑邦銀行はネット金融大手のSBIホールディングスと資本業務提携している。15位の宮崎銀行、16位の佐賀銀行を含め、金融グループに所属していない地銀は経営統合を加速することになりそうだ。
銀行の本業である融資に活路が
見出せない状況下において、
収益を確保するために生命保険、
投資信託などの手数料収入で
カバーしようという動きは
10年以上前から各銀行が行っている。
最近では、手数料収入確保として
M&A案件、コンサル案件、取引先紹介手数料など
あらゆる手段を講じているが、
そこまでの成果は出ていない気がします。
コロナ禍の影響で財務内容が
芳しくない先が増えてくると、
銀行の財務体質にも影響が出ます。
ますます、借り入れのハードルは
上がっていくことは間違いありません。
前田が以前から伝えているように、
リーマンショック時と比較にならないほどの
貸し渋りが100%起こりますので、
財務体質の改善は早急に行うべきことになります。
それでは、今日も素敵な1日をお過ごし下さい(^_−)−☆
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