【3大メガバンクから見る銀行の今後】
- 2020.06.26
- 経営
こんにちは!
M&Mパートナーズの前田です。
銀行はセーフティネット4号5号の
新型コロナ対策融資でかなり多忙の状況が
続いています。(保証協会付き融資)
金利は1%台前半で安く収益は少ないものの
保証協会の保証がつくので保全は十分です。
今回はできるだけ融資をしておきたいというのも
本音でしょう。
金利は安くても収益にはつながりますからね。
銀行の融資に対する方針は
今後どうなるかというと
ズバッというと貸し渋りが起こります。
3年後には間違いなく貸し渋りします。
もう少し柔らかく表現すると
- 融資に消極的
- 担保や保証に依存した融資
- 新規融資の金利引き上げ
このように変化していくことが想定されます。
通常、銀行に雨傘はありません、
あるのは日傘だけです。
ただ特別に今回は雨傘も用意されています。
それがコロナ対策特別貸付です。
雨傘を差し出してくれるのは
今しかないでしょう!
雨傘を貸すわけですから、
次の機会で雨傘を貸すことは
あり得ないというのは普通に考えれば
お分かり頂けると思います。
銀行のビジネスモデルは崩壊している
ということが都市銀行の合併を見れば
わかると思います。
3大メガバンク”と呼ばれている
『みずほ銀行』、『三菱UFJ銀行』、『三井住友銀行』
ですが、いくつもの銀行が経営統合や合併を繰り返して、
現在の名前になっています。
みずほ銀行の場合、
『第一勧業銀行』、『富士銀行』、『日本興業銀行』
の3つが合併して、
『みずほ銀行』と『みずほコーポレート銀行』が誕生しました。
その後、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行が一緒になって、
現在のみずほ銀行になっています。
『三菱UFJ銀行』は、
『東京銀行』と『三菱銀行』が合併して
『東京三菱銀行』が誕生しました。
さらに『三和銀行』と『東海銀行』が合併して
『UFJ銀行』になりましたが、
その後、東京三菱銀行と合併したことから
『三菱東京UFJ銀行』が誕生しました。
そして、現在の三菱UFJ銀行になりました。
『三井住友銀行』は、
『太陽神戸銀行』と『三井銀行』が合併して
『太陽神戸三井銀行』となり、
その後に『さくら銀行』と改められました。
この『さくら銀行』と『住友銀行』が
一緒になって誕生したのが、三井住友銀行です。
細かく見ていくと、もっと沢山の銀行合併で
3大メガバンクが誕生しています。
その3大メガバンクを合わせると
2万人超のリストラ計画が進行中です。
収益構造の変化は金融機関に大きな影響を与えています。
本業である①お金を集めて(預金)
- お金を貸す(融資)の利鞘と
- 手数料収入(振込手数料など)
銀行の③大業務と言われていたものです。
超低金利により
預金利息と貸出し利息の差額の利鞘が減っています。
ネットの普及、ネットバンクに誕生により
振込手数料の収入が激減しています。
その分、投資信託や保険で手数料を稼ごうとしています
がしかし、そこには人件費が振込手数料と比較すると
大幅にかかり、さらに教育にも時間とお金がかかります。
これ以上書くと長すぎるので省きますが
何を言いたいかというと
これからの銀行取引は戦略的に行わないと
なかなか融資を引き出すのは難しくなる
ということです。
財務改善対策、事業計画、人財育成
など、今すぐに取り組んでほしいと
痛感している前田でしたf^_^;)
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい(^_−)−☆
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