【起業する時は自己資金でやってはいけない】
起業する時、多くの人は、自己資金を多く出して
借入をできるだけ少なくしようと考えます。
多くの場合、自己資金を多く出して
商売を始めようとします。
そして、もしお金が足りなくなったら借入しよう
そんな風に考えます。
みなさんは、どう思われますか?
完全に間違いです。
商売を始めた瞬間から借入のハードルは高くなります。
簡単にいうと借入できなくなります。
はい、これが現実です。
わかりやすく、小さな飲食店で起業します!
家賃、敷金礼金、キッチン設備、備品など
そして運転資金も考えて合計1,000万円
必要と試算しました。
飲食店をやりたいと頑張って貯蓄していたので
1,500万円貯蓄があります。
借入はなんとなく悪いことだという概念があるので
自己資金で1,000万円を元手に商売を始めても
500万円は余力があるので、お金が足りなくなった時に
借入しようと考えます。
飲食店は初めて、1年が経つ頃に、余裕資金の500万円も
少しづつ減り始めたので、借入をしようと考えます。
この場合、100%借入はできません。
なぜなら、こうなるからです。
過去1年間の毎月の売上仕入れを教えてください。
お金が減っているということは、
商売はうまく行ってないということです。
赤字の事業にお金は誰も貸してくれません。
これが現実です。
借入は、8割が過去の数字で判断して
2割が未来の事業計画に対する
信憑性の判断で決まります。
一般的に借入は過去の数字、決算書、試算表を
判断材料にして、審査をします。
起業時の借入だけは、唯一未来にお金を貸してくれる瞬間です。
事業計画という未来に貸してくれる瞬間は
起業時だけなのです。
もちろん1年後にお客様が多いので
2店舗目を出店するとか店を増築するとか
という場合は、商売が順調に行っているということなので
借入はしやすくなるでしょう。
それは過去の数字が良いからなのです。
人間は過度に未来に期待する生き物です。
起業する時に、商売がうまくいかない。
なんて考えることは少ないのです。
借入について少し知識を入れたから
起業を考えた方がいいですね。
起業時は自己資金をできるだけ出さずに
借入で賄う方が賢明です。
そして、1年後、2年後商売がうまく行ったら
借入はその時に繰り上げ返済すればいいのです。
お金がないと商売は継続できません。
自己資金が潤沢にあるならば
借入なんて必要ないでしょう。
必死に貯めた自己資金を叩いて
商売を始めるほどリスクの高いものはありません。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください(^_−)−☆
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