【間違った昇格要件】

2019.06.25
人財育成

胃カメラ飲んで、苦しい思いをして・・・

あんなに苦しいとは、かなり予想外でした。

後で聞いたら、最近は鼻からカメラを入れる

から楽になりましたって、えっ口から入れたけどf^_^;)

いつも情報収集不足のでした。

最近のセミナーは、財務のツールを使った人材育成

の話がほとんどです。

ある方と話をしていた時に思い出したのでシェアしますね。

２人の営業マンの

前田くんは年間３０００万円の売上を計上している

伊達さんは年間２０００万円の売上を計上している

どちらを部長に昇格させますか？

おそらく、いや間違いなく前田くんを部長にしますよね？

質問を追加します。

前田くんは、年間３人１０００万円プレイヤーを育てます。

伊達さんは、年間６人１０００万円プレイヤーを育てます。

どちらを部長に昇格させますか？

前田くん

　年間売上３０００万円＋

（１０００万円×３人）＝６０００万円

伊達さん

　年間売上２０００万円＋

（１０００万円×６人）＝８０００万円

会社に貢献しているのは？

明らかに伊達さんです。

ここを見落としている会社が多いです。

銀行もそうでしたけどね。

個人のスキルと成績で昇格が決まる。

冷静に考えたら可笑しいでしょう？

会社への貢献売上の差は２０００万円です。

じつは、それだけではありません。

もう少し深く考えて欲しいのです。

これで伊達さんが部長になったら

前田くんはかなり悔しいです（怒）

個人成績では１０００万円も

伊達さんを上回っているのですからね

前田くんは、この昇格を機会にして

「人を育てる」ということを考え始めます。

個人成績なら負けない自信がありますから。

仮に前田くんが部長に昇格したら

どうなると思いますか？

人を育てません。

そこそこの指導はしますけど

一番大事なポイントは教えません。

教えたら、自分の立場が危うくなるからです。

これ必然ですね。教えるはずがない。

でも人を育てることも評価基準に入っていれば

人を育てること真剣に考え始めます。

営業成績優秀な前田くんが人を本気で育てたら

優秀な営業マンが増えます。

会社への貢献度は数年で見ると

恐ろしいくらいに高まります。

社長は嬉しいですね。ルンルンですよ♬

人を育てる仕組みの話でした。

育て方ではなく、育てる仕組みの話でした。

この話は、まだ続きがあるのですが

長くなるので、今日はここまでにしておきます。

こんな考え方も幹部力養成講座では