100円のコーラを1000円で売る方法3 永井孝尚
- 2017.08.07
- 本のレヴュー
前ちゃんは、物語形式のビジネス書は大好きです。
でもまとめるのは難しいですね。
なので印象に残る部分だけを記録に残します。
日本向けにカスタマイズされすぎていてグローバル展開できない。
日本独自のiモードが世界に受け入れられなかったのはその典型です。
日本人はやくガラパゴス現象と呼びますが、その根本原因はここにあります。
ユーザーの高い要求に、個別にカスタマイズせずに標準品で対応して
世界中に展開すること。意思決定のスピードを速めること。
そして何よりも考えるだけでなく実行することです。
人口減少が進む日本市場は今後、間違いなく縮小していく。
しかし、日本よりも遥かに人口が少ない韓国の躍進を見ればわかるように、
それは決して日本企業が元気が無い理由ではない。
やり方を変えれば、日本企業もグローバルで勝負できる。
振り返ってみれば1960年代の高度成長期には日本企業は
世界で勝負するしかなかった。
国内が貧しく、市場としての魅力に欠けていたからです。
ところがバブル崩壊後の20年間、
日本企業はリスクをとることを極端に恐れるようになりました。
その結果、イノベーションを起こすことが出来ず、この製品、
このサービス、この技術で世界を席巻するぞという気概のある企業は
滅多に現れません。国内市場の縮小が確実ないま、グローバル市場で
勝負しない日本企業は緩慢な死が待っているだけです。
シリーズ第3作になりますが
著者は一貫して「つねに顧客の価値を考えること」をテーマとして書かれています。
iPhoneやKindleグーグル
イノベーションのジレンマ
イノベーションの解
という難しい本のからの引用も非常に分かりやすく書かれていました。
-
前の記事
無印良品は仕組みが9割 2017.08.07
-
次の記事
夢とビジョンを語る技術 野口吉昭 2017.08.07
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。